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日々肝試し

週半ばに数日ぶりに自分の家にに帰ってきて自分のベッドで寝たら、久しぶりにはっきり覚えている夢を見た。
実在しない勤務先の人のことを好きになり(なぜか喫茶店で仕事をしていて勤務先の備品を持っていることで同じ勤務先だとわかり知り合う)、その人のブログを見つけて交際相手がいることがわかってやっぱりかと思ったところで目が覚めた。誰なんだあれは。誰でもないんだけど。現実では同じ勤務先だとわかったら絶対に話しかけないし、できるだけ早くその場を離れると思うから余計に夢なのが際立つな。ドラマの見すぎ?寝る前に見たのはBONESなんだけど。

週末は少し仕事をして、日曜には院の同期女子たちと会った。会ってない時期もあったけど、実際に会うと仕事の話、家族の話、他にもいろんなことを話せる人ってそういないんだなと思う。特に今は勤務先の人付き合いに疲弊しているから余計にそう思った。

前に買った香水がやっぱりしっくり来なくてフリマアプリに出してみたら売れた。香水はぴんときてないものを買うのはよくない。納得のいく金額で売れたし、定価との差分は勉強代だけど気をつけよう。

出張と東京の仕事が交錯していて、出張先と都内を行ったり来たりしている。出張ではマンションの件をいちばん知られたくないと思っていた勤務先の同期に知られてしまい、案の定「広いところに行ったらもっと寂しくなるよ」だの「一緒に住む人見つけなよ」だの言われてげんなりした。それハラスメントだと思うの。「自分は無理だわー」とか、あなたが無理でも私はいろいろ考えて自分の家を買うって決めて実行しただけだよ、としか思えない。そういうふうに言われるのわかってたから知られたくなかったんだけど、上司が言ってしまった。何を言っても無駄なのはわかってるから「他人と一緒に住むの向いてないんで」と言っておいた。それは本当のことだし。
会いたくない人が複数来る飲み会も断ったし、私の心と勤務先の距離は広がるばかりだ。今後の仕事の感じもまだはっきりしないしこんなままで職階があがってしまうのは不安でしかない。そういうときは仕事以外の人に会ったり、映画を見に行ったり、本を読んだりするに限る。

「ホームレス ニューヨークと寝た男」を見た。

「ホームレス ニューヨークと寝た男」を見た。

 


映画『ホームレス ニューヨークと寝た男』予告編

アーバンキャンピング。引越し業者が希望の日に取れなくて、家具家電を入れる前にスーツケースひとつで今の家に来て1週間寝袋で寝たことはあったけど、さすがに屋外はない。しかも真冬のNYなんて、ここ数年で寒波がきたりしていなかったっけ。しかも主人公のマーク・レイは若者でもなくて50代だし屋上のスペースに入るために柵によじ登るのは見ててそのうち転んで骨折しそうに思えてヒヤヒヤした。マークは魅力的な人だけど、何が本心なのかよくわからない。自分には普通の人が抱えるストレスがないと言ったり、いつも緊張していると言ったり。自らを魅力的に見せることについては長けているしそれが仕事なんだと思うけど、写真も演技もどれもそこまで好きなわけではなさそうに見えた。帰省するバスの中で話していたこと、家族のことを話すときだけは本心を言っているかもと思わせた。モデル業も写真も俳優業も全然ダメではないけどブレイクしたとは言えない自分をマークはあの屋上で見つめ続けたんじゃないか。叶わないアメリカンドリームがどうなるか、それでも生きていかないといけないしんどさが、マークの人柄もあってさらっとしつつも、ひとりで暮らしていくかもしれないと思ってる私には自分の行く先のひとつに思えた。自分が困窮したとき、老いたとき、何をセーフティネットにするか考えないといけないと感じた。

 

いやになるくらい肌荒れしている。使っていた基礎化粧品を使うのをやめて様子を見ているんだけど、ほんとに治るのか不安になるくらいずっと荒れてる。でもどうやらクレンジングオイルが悪者のような気配。去年の夏はもらいもののヘアオイルが原因だった。オイル系、けっこうダメなの多いから気をつけないといけない。

 

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

 

 

「ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室」を読了。包丁の章で、包丁は犬と同じで定期的なグルーミング=研ぎ直しが必要というのを読んで、すぐさま包丁を研ぎ直しに出した。木屋の包丁だったから本店に持ち込んでお願いしてきた。木屋にしたのはアボカドの本で柄が白いエーデルワイスペティナイフを見てかわいいなと思ったからだけど、研ぎ直しもしてくれるちゃんとしたものを買っていてよかった。出張があるとはいえ家に包丁がないのは不便だからグローバルのペティナイフをネットで注文した。たっかいな〜と思ったけど、同じくらいの美容液やらをほいほい買うのに無いと不便なナイフを買うのを渋るなんて意味わかんないと思い直した。冷蔵庫がそもそも小さいから食材を買いすぎることはないけど、最近自分の作るご飯があんまりおいしくないときがあって料理のモチベーションが下がってたから、ちゃんとおいしいものを自分で作りたいという気になった。今度ズッキーニのペンネを作ってみるつもり。

前の地曳いく子さんの本もそうだったけど、読むと自分の行動が変わる本ってすごい。

今日でひと区切り。私は明日から別の仕事なのでねちねち嫌味を言われたりする日々はひとまず終わり。忙しいときに苦手な人がいる環境は精神的にかなりキツいというわかりきった話を実体験した繁忙期だった。明確に仕事を辞めたいと思ったし、具体的に動いてみようかと思ってる。今日はチームの一部の人たちが飲みに行こう〜と言ってたけど、例の人はいるし私は勤務先に戻るんでと言って帰ってきた。きっといろいろ言われたんだろうな。

明日からしっかり寝てひとりの時間もたくさん作って自分を立て直そう。