NOCTURNAL

日々肝試し

LA LA LANDを見た

先週LA LA LANDを見てきた。


「ラ・ラ・ランド」本予告

何せエマ・ストーンが大好き。「ラブアゲイン」のエマとライアン・ゴズリングのカップルもキュートだったけど(特にワインショップでカルに電話中のジェイコブにハンナがじゃれつくシーン)、LA LA LANDのふたりはせつなくて良かった。City of Starsのデュエットのシーンは、ふたりの気持ちの微差がありありとわかって泣きそうだった。ラストは賛否があるみたいだけど、観客が想像するだろう「もしも」を実写で見られたのはうれしかった。だから余計にラストがせつないんだけど。LAの季節は移っていくけど空気感の変わらない感じはすごく懐かしかったし、乾いた空気に原色が映える感じもきれいだった。秋口からずっと黒・紺・グレーの服を着ていたから、きれいな色の服がほしい!という気になった。

 

「エイミー、エイミー、エイミー!」を見た

土曜日に「エイミー、エイミー、エイミー!」を見た。

 

やっと公開された稀代のコメディアン、エイミー・シューマーの主演作。私はサタデー・ナイト・ライブ(何で今シーズンはHuluで放映ないの??なんで???見たい!!!)が大好きで、主演のエイミーがゲストの回も「Hot for teacher」とかアホすぎて最高なんだけど、映画も最初から最後まで最高だった。
SNLキャストもちらほら出てくるし(特にレスリー・ジョーンズのパートはゴースト・バスターズ見た人はにやりとするはず)、ティルダ・スウィントンのカメレオンぷり(日焼け肌のいけ好かない編集長…)、エズラ・ミラーのアホの子感、ダニエル・ラドクリフの劇中映画の何それ感など、何回声を出して笑ったか思い出せない。
私が特に良いなと思ったのは、ラブコメディにありがちなゲイの親友が出てこないこと。エイミーはゲイの親友にいろいろ愚痴って管を巻いたりすることがない。たぶんゲイの親友はいない。というかあんまり親しい友人がいないように見えた。個人的にはこの前同僚に「何で女性ってゲイバーが好きなんすか?」って聞かれて、「(主語が大きいしステレオタイプぶちかましてきたな…)別に好きじゃないです」って答えたんだけど、何でも相談できるゲイの親友ってとんでもないステレオタイプなんじゃないのか?と気がついた。
エイミー・シューマーはバービーの実写映画にも主演するみたいなので楽しみ!それまではInside Amy Schumerとこの映画のDVD(絶対に出してほしい)を見て楽しむことにする。

今公開中のプリンセス・メゾン第32話が突き刺さっている。

やわらかスピリッツ - プリンセスメゾン

自分にしか興味ないということはここ2年ほどで自分についてよくわかったことのひとつ。

たとえばシスターみたいにその身を神に捧げるでもなく…

誰かと愛しあって命を繋げるでもなく、

誰かのために役立つこともないまま生きる人を…

神様は祝福するかしら。

最後の読点がもうほんとに…。疑問じゃなくて、つぶやきというか、祝福されるのかどうなのかを知りたいんじゃなくて、なんとなくそうなる道が自分の行く先にうっすら見えちゃったという吐露。
プリンセスメゾンは沼ちゃんがマンションを買うメインのストーリーも思わず応援してしまうし、持井不動産の営業さんや受付派遣のふたりのストーリーも味わい深いんだけど、他の家を買った女性たちの話を読むと内臓の奥をぎゅっとつねられたような気持になる。ホームパーティーの片づけを終えて寝る前に「私いつ死ねるんだろう」とつぶやいてしまうひととか。でも絶対に湿っぽくならないのはすごい。

 

 

3月。今週で出張先と東京を往復するのも終わり。クライアントとの会食に出たかったんだけど、東京の仕事があるので泣く泣く帰る。来年も来るかは正直わかんないけど、担当の人が(一緒に)飲みたいです〜って言ってくれたのはうれしかった。今まで関わってきた大きい仕事がなくなるのと昇格が重なるので来年度の仕事のことでいろいろと調整が入って先が不透明なせいで、クライアントにまた来年〜とか言えないのは申し訳ない。
さらに部署を異動したらどうかというような話も出てきて話が完全に私のコントロール下から出て行ってしまった。今の所属部署は希望が叶って入ったし、仕事の性質上希望しないかぎりは異動とかもないと思っていた。譲れない希望は言うとして、あとは上に任せるしかない。異動してみるのも面白いかもしれないし、異動先の部署がより合うかもしれないし。2020の転職も考えて転職サイトで適正年収割り出したりしたけど、今のところは今の勤務先が優位だった。つまり今もらいすぎてるってことよね…。
そんな平和な悩みをもてあそんでいたら、同期のひとりが辞めるとの報に驚く。上司とうまくいかないのがしんどかったらしい。上司と関係悪いとしんどいのは実体験あるし(入りたてだったから試用期間明けで辞めようと決意したくらいきつくて、電車で偶然同期に会ったときに泣いた)、転職市況もいいから止める理由がないけど、いて欲しい人ほど辞めていってしまうな。一回飲んでおきたいと思ったけどLINEも返ってこず、これは相当なやられかたをしたんだと悟った。

週半ばに数日ぶりに自分の家にに帰ってきて自分のベッドで寝たら、久しぶりにはっきり覚えている夢を見た。
実在しない勤務先の人のことを好きになり(なぜか喫茶店で仕事をしていて勤務先の備品を持っていることで同じ勤務先だとわかり知り合う)、その人のブログを見つけて交際相手がいることがわかってやっぱりかと思ったところで目が覚めた。誰なんだあれは。誰でもないんだけど。現実では同じ勤務先だとわかったら絶対に話しかけないし、できるだけ早くその場を離れると思うから余計に夢なのが際立つな。ドラマの見すぎ?寝る前に見たのはBONESなんだけど。

週末は少し仕事をして、日曜には院の同期女子たちと会った。会ってない時期もあったけど、実際に会うと仕事の話、家族の話、他にもいろんなことを話せる人ってそういないんだなと思う。特に今は勤務先の人付き合いに疲弊しているから余計にそう思った。

前に買った香水がやっぱりしっくり来なくてフリマアプリに出してみたら売れた。香水はぴんときてないものを買うのはよくない。納得のいく金額で売れたし、定価との差分は勉強代だけど気をつけよう。